SideFX社がGame Jam向けにHoudini Engine for UE4 V2 - Alpha 3.1をリリース

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    SideFX社が、Houdini Engine V2 for Unreal EngineのAlpha 3.1ビルドを公開しました。

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    画像提供:SideFX社

    Houdini Engine V2 for UEはまだベータ版の準備ができていないプラグインですが、今回、多くのユーザーにお試しいただくためにAlpha 3.1が公開されました。

    プラグインには、ユーザー体験や機能、使いやすさに大きな改善を期待できます。以下のGithubリンクより、Alpha版の機能一覧をご覧いただけます。尚、こちらのビルドはベータ版と最終リリース版に及ばないものであり、詳細については今後発表される予定です。

    アルファ版の主要機能ハイライト

    • 新しく再設計されたコア構造。よりモジュラー型になり軽くなりました。
    • 切り取りや貼り付け、レベル間の移動、複製などの操作が書き換えられ、プラグインの安定性を確保します。
    • スタティックメッシュ(Static Mesh)の生成時間が最適化され、メッシュデスクリプション(Mesh Description)を使うようになりました。
    • ワールド合成に対応。
    • ベイクを必要とせずに、フォリッジ(Foliage)インスタンスを作成できるようになりました。
    • ワールド入力がBSPブラシからデータを読み込めるようになりました。
    • ワールド入力が、対応する全ての入力オブジェクトからデータをインポートできるようになりました。
    • ワールド入力が、Houdini Asset Actorと異なるレベルに配置されたアクタからデータをインポートできるようになりました。
    • 単一の曲線入力が、任意の数の曲線を作成およびインポートできるようになりました。
    • HDAパラメータと入力編集が複数選択に対応しました。
    • フォルダーを含む、いくつかのパラメータ種類の対応を改善した真新しいUI。
    • PDF Asset Linkに対応。
    • Session Syncに対応。 

    完全な一覧はこちらのリンクからご覧いただけます。

     

    また、プラグインをインストールする方法を動画に記録しています。

    ダウンロードはこちらのリンクから。

     


    現在のアルファ版に関する注意点:

    Houdini Engine for UnrealプラグインのVersion 2はVersion 1と後方互換性はありません。
    そのため、Version 1のアセットを含まないプロジェクトには、Version 2だけを使う必要があります
    尚、Version 1のプラグインで作成されたHoudini Digital Asset (HDAファイル)自体はVersion 2と完全な互換性があります。

    • アルファ版は最新のHoudini 18 Production Build (H18.0.532)と関連付けられています。
    • Version 1と2は混在させないでください。問題が発生する場合があります。
    • アルファ版は新規でクリーンな状態のUE4プロジェクトで使用してください。
    • 以上を踏まえた上で、Houdiniをインストールする際にはご注意ください。現在のインストーラでUnrealプラグインを有効にすると、(Houdini Engineの中の)UnrealにV1ファイルもコピーされてしまいます。

    現在のアルファ版には、Version 1のほぼ全部の機能が含まれます。従って、現在のプラグインのDOCSもVersion 2に適用されます。

    Version 2の一部の新機能の詳細はこちらでご覧いただけますが、Version 2独自のドキュメントは未だありません。

     


    参考リンク:

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