~ MARI Extension Pack 5 ~
MARI Extension Packは、MARIの有償プラグインです。
ここでは、Mari Extension Pack 5のインストール手順をご案内致します。
■ 動作環境
MARI Extension Pack 5の最小条件として、Mari 4.1v2またはそれ以降のバージョンに対応します。
推奨バージョンはMari 4.5v1またはそれ以降となります。*
ソフトウェアの制限により、Mari Non-Commercial (非商用版)には対応していません。
* 最小バージョンと推奨バージョンの違いに関して、Mariのバージョン間における変更点により対応する機能が変わります。詳細はこちら(英語)。
■ インストール動画
インストールの手順の流れは以下の動画で確認できます。(英語)
動画提供: Jens Kafitz氏
■ インストール方法
MARI Extension Pack 5に独自のインストーラは付属していませんが、インストール方法はとても簡単です。
ダウンロードページからは以下のZIPファイルを入手できます。
- メインファイル: MariExtensionPack_5<バージョン番号>_forMari4.zip
- ベイクプリセット: MariExtensionPack5_BakePresets.zip
- その他: PreviousBuilds.zip
(PreviousBuildsが含まれる場合は、旧バージョンのMARIを使われる際にご使用いただけます。)
メインとなるプラグインのZIPファイルには以下の内容が含まれます。
Windows
● Extension Packのインストール
MARIのユーザーディレクトリを開きます。通常は以下の場所にあります。
C:\Users\ユーザー名\Documents\Mari
Scriptsディレクトリが存在しない場合、新規でディレクトリを作成します。
C:\Users\ユーザー名\Documents\Mari\Scripts
MariExtensionPack_5.zipアーカイブの中にある全てのファイルを上記のScriptsフォルダの中に展開します。ZIPファイルに含まれる「___initExtensionPack___.pyc」と「___initExtensionPack___.py」ファイルも一緒に展開してください。
展開後、フォルダ構成は以下のようになります。
※補足:「___initExtensionPack___.pyc」と「___initExtensionPack___.py」が古いバージョンのExtension Packプラグインで既にインストールされている場合は、常に最新のファイルに上書きするようにしてください。
正常にインストールできたかどうかはこちらの方法で確認できます。
● Bake Presetsのインストール
手動インストール
MARIのインストールディレクトリを開き、\Bundle\Media\ModoBakePresets\フォルダを開きます。
例) C:\Program Files\Mari4.6v4\Bundle\Media\ModoBakePresets
MariExtensionPack_5_BakePresets.zipをModoBakePresetsフォルダの中に展開します。
環境変数を使用してインストール
オプションとして、MARIのインストールフォルダの中に直接Bake Presetsをインストールしたくない場合は、お好きなフォルダの中にファイルを置いて、環境変数を設定します。
環境変数を指定することで、Mariがプリセットを読み込むことができます。
MARI_MODO_BAKE_PRESETS = "パスを入力"
Linux
● Extension Packのインストール
MARIのユーザーディレクトリを開きます。通常は以下の場所にあります。
UserDirectory / Mari /
Scriptsディレクトリが存在しない場合、新規でディレクトリを作成します。
UserDirectory / Mari / Scripts /
MariExtensionPack_5.zipアーカイブの中にあるファイルを上記のScriptsフォルダの中に展開します。ZIPファイルに含まれる「___initExtensionPack___.pyc」と「___initExtensionPack___.py」ファイルも一緒に展開してください。
展開後、フォルダ構成は以下のようになります。
※補足:「___initExtensionPack___.pyc」と「___initExtensionPack___.py」が古いバージョンのExtension Packプラグインで既にインストールされている場合は、常に最新のファイルに上書きするようにしてください。
正常にインストールできたかどうかはこちらの方法で確認できます。
● Bake Presetsのインストール
手動インストール
MARIのインストールディレクトリを開き、次のフォルダを開きます。
... / Bundle / Media / ModoBakePresets /
MariExtensionPack_5_BakePresets.zipをModoBakePresetsフォルダの中に展開します。
環境変数を使用してインストール
オプションとして、MARIのインストールフォルダの中に直接Bake Presetsをインストールしたくない場合は、お好きなフォルダの中にファイルを置いて、環境変数を設定します。
環境変数を指定することで、Mariがプリセットを読み込むことができます。
MARI_MODO_BAKE_PRESETS = "パスを入力"
Mac
● Extension Packのインストール
MARIのユーザーディレクトリを開きます。通常は以下の場所にあります。
UserDirectory / Mari /
Scriptsディレクトリが存在しない場合、新規でディレクトリを作成します。
UserDirectory / Mari / Scripts /
MariExtensionPack_5.zipアーカイブの中にあるファイルを上記のScriptsフォルダの中に展開します。ZIPファイルに含まれる「___initExtensionPack___.pyc」と「___initExtensionPack___.py」ファイルも一緒に展開してください。
展開後、フォルダ構成は以下のようになります。
※補足:「___initExtensionPack___.pyc」と「___initExtensionPack___.py」が古いバージョンのExtension Packプラグインで既にインストールされている場合は、常に最新のファイルに上書きするようにしてください。
正常にインストールできたかどうかはこちらの方法で確認できます。
● Bake Presetsのインストール
手動インストール
MARIのインストールディレクトリを開き、次のフォルダを開きます。
/Mari_<バージョン>/Mari_<バージョン>.app/Contents/media/ModoBakePresets
MariExtensionPack_5_BakePresets.zipをModoBakePresetsフォルダの中に展開します。
環境変数を使用してインストール
オプションとして、MARIのインストールフォルダの中に直接Bake Presetsをインストールしたくない場合は、お好きなフォルダの中にファイルを置いて、環境変数を設定します。
環境変数を指定することで、Mariがプリセットを読み込むことができます。
MARI_MODO_BAKE_PRESETS = "パスを入力"
Studio Licenseの推奨セットアップ手順
Studio Licenseをお持ちの場合、(フローティング)ライセンスファイルに対して「MARI_EP_LICENSE_FILE_PATH」の環境変数を設定することで、複数ユーザーのライセンス認証が行えます。環境変数を設定することで、常に有効なバージョン5.xのライセンスが参照される状態となるため、アップデート毎に手動でアクティベーションを行う手間が省けます。
- Extension Packをインストールして、インストール先のフォルダが書き込み可能であることを確認します。
- Help > Extension Pack Licensingを開き、ライセンス情報を入力します。
- ライセンスが正常に有効化された場合、ライセンスファイルのバックアップを保存するかどうか尋ねられます。
- 各マシンで環境変数「MARI_EP_LICENSE_FILE_PATH」を設定して、保存したライセンスファイルの場所を指定することで、ライセンスを共有できます。
■ Gitによるデプロイメント
大容量なResourcesフォルダの移動
スタジオのGitレポジトリを介してExtension Packをデプロイする場合、大きなリソースファイルをメインアプリケーションの外へ移動することができます。詳細についてはResource Movingガイド(英語)をご覧ください。
オンラインヘルプのダウンロード
ご使用のワークステーションにインターネット接続がない場合、MARI Extension Packのオンラインヘルプをダウンロードできます。詳細についてはDownload Online Helpガイド(英語)をご覧ください。
■ ライセンス認証
アクティベーション
Mari Extension Packのライセンスを認証するには、Helpメニューのライセンスオプションを選択して、購入時に使用したEメールアドレスと発行されたライセンスキー情報を入力します。
一部のライセンスタイプはMariのスタートアップ時に時折インターネットに接続してライセンスをチェックします。
注意:ライセンス認証を行うときは、Extension Packのインストールフォルダに対して書き込み権限が与えられている必要があります。
ライセンスダイアログを開くメニュー
登録情報とライセンス情報を入力
[Check License]をクリックして認証が成功すると、successfulの画面が表示されます。
補足:
Indie/Freelance/Small Business Licenseは、初回インストールの時からトライアルモードで起動し、
特定の使用を超えるとライセンスダイアログが表示され、ソフトウェアがロックされます。ロックを解除するには、ライセンス認証を行うか、ライセンスサーバーに接続する必要があります。
ライセンス情報は、Mari > Help > Extension Pack Licensingダイアログから入力できます。
ライセンスを取得する際には、ライセンスファイルを直接書き込んだりするために、Mari Extension Packのインストールフォルダに対して書き込み権限が与えられている必要があります。
Site Licenseの場合、トライアルモードはありませんので、Mariの初回起動時にダイアログが表示されます。
ライセンスファイルの保存(オプション)
Mari Extension Pack 5 R4のバージョンから、ライセンスファイルの保存ができるようになりました。
アクティベーションの完了後、ダイアログが開き、ユーザーが指定する場所にライセンスファイルのコピーを保存するかどうか尋ねられます。
[Yes]をクリックすると、ファイルブラウザが開きますので、保存場所を指定してください。ライセンスファイルは.epの拡張子で保存されます。不要な場合は[No]をクリックしてください。
今後、アクティベーションを行う際に、ライセンス画面でLoad Information from existing fileを選択することで、保存したライセンスファイルを直接指定することができます。
Studio Licenseを使用する場合は、(フローティング)ライセンスファイルに対して「MARI_EP_LICENSE_FILE_PATH」の環境変数を設定できます。詳細はこちらをご覧ください。
■ インストールの確認
インストールの完了後、Mariを再起動するとExtension Packのスプラッシュスクリーンが表示されます。
(初回の起動時には、テクスチャをShelfにインストールするためにプラグインの読み込みに少し時間がかかることがあります。)
インストール処理に関する詳細情報は、Mariの[Python]メニューの[Show Console]から開くPython Consoleパレットで確認できます。
以下のスプラッシュスクリーンが表示され、コンソールでプラグインの読み込みが出力されていれば、正常にインストールされたことを示します。
スプラッシュスクリーン。 次回表示しない場合は[Shown on Startup]のチェックを外します。
正常にインストールされたときの[Python] > [Show Console]の出力例
以上でプラグインのインストールが完了です。
プラグインが正しくインストールできていない場合は、トラブルシューティング(英語)を参照してください。
関連リンク
- Mari プラグイン、MARI Extension Pack 5 販売開始!
- MARI Extension Pack 5 R3 Online Help > Installation, License & Credits > Requirements & Installation (英語/原文)
- MARI Extension Pack 5 R4 Online Help (英語)
コメント