HDR Light Studio フローティングライセンスの設定方法

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    HDR Light Studioのソフトウェアをご使用いただくには、ライセンス認証が必要です。
    以下はフローティングライセンスの認証方法についてご説明致します。

    Lightmap社製品のフローティングライセンスはRLMライセンスシステムを使用します。
    ライセンスの購入後、アクティベーションコードが発行されます。ライセンスの設定手順は以下のとおりです。

    1. ライセンスサーバーを選択する。
    2. ライセンスサーバーのマシンにRLMをダウンロードする。
    3. ライセンスサーバーのマシンにRLMをインストールする。
    4. ライセンスサーバーのhostidを取得する。
    5. ライセンスサーバーのホスト名を取得する。
    6. アクティベーションコード、hostid、ホスト名を使用してライセンスキーを生成する。
    7. フローティングライセンスキーをrlm実行ファイルと同じディレクトリに保存する。
    8. rlmを開始する。
    9. クライアントマシンを設定する。
    10. ソフトウェアの起動を確認する。
    11. ライセンスの使用状況を確認する。

    フローティングライセンスの設定に関する詳細はLightmap社のユーザーガイド(英語)をご覧ください。
    (HDR Light Studio > Licensing > License Administration > Floating Licenses)

    他製品のRLMとの共存については「複数ベンダーのRLMフローティングライセンスの共存」をご覧ください。

     


     

    1. ライセンスサーバーの選択

    常に稼働するマシンをライセンスサーバーとして選択します。
    ライセンスサーバーの条件は次のとおりです。

    • すべてのクライアントマシンがTCP/IPを使用してライセンスサーバーに接続できる。
    • ライセンスサーバーは仮想マシンでも稼働します。
    • ライセンスサーバーはMac OS X、Linux、Windowsに対応します。
    • 他の製品で既にRLMを使用しており、Lightmap社製品でも同じRLMプログラムを使用する場合、RLMのバージョンは9.4BL4以上である必要があります。
      (他製品のRLMとの共存については「複数ベンダーのRLMフローティングライセンスの共存」をご覧ください。)

    2. RLMライセンスサーバーをダウンロードする

    RLMを初回でインストールする場合は以下リンクよりダウンロードします。
    (Lightmapアカウントへのログインが必要です。)

    注意:他のOS向けのRLMを必要とする場合、Reprise Software社のウェブサイトからRLM License Administration Toolsをダウンロードしてください。HDR Light Studioをライセンス設定する際にReprise社のサイトから直接ツールをダウンロードする場合や他のベンダーが提供する既存のRLMサーバーを使用する場合、ISV設定ファイル(lightmap.set)が必要になります。こちらからlightmap.setをダウンロードして、RLMの実行ファイルと同じ場所に保存してください。

    3. RLMライセンスサーバーをインストールする

    アーカイブからファイルを展開します。任意のディレクトリにrlmファイルを保存します。このディレクトリを「RLMディレクトリ」と呼びます。複数のファイルがRLMに付属していますが、以下の3つのファイルが重要となります。

    rlm
    汎用のRLMライセンスサーバー。こちらのプログラムでベンダー特定のライセンスサーバーを起動し、ライセンスファイルを読み込み、ネットワーク上のライセンス使用状況を管理します。

    rlmutil
    コマンドラインユーティリティ。ライセンスサーバーを開始/停止したり、コンピュータの情報(hostname、hostid)を出力したり、使用可能なライセンス数を出力したりします。

    lightmap.set
    Lightmapライセンスサーバー。

    4. ライセンスサーバーのhostidを確認する

    ライセンスサーバーのhostid (MACアドレス)を出力する最も簡単な方法として、rlmutilコマンドを使用します。他の方法についてはユーザーガイド(英語)をご覧ください。

    LinuxもしくはMac OS Xの場合、次のコマンドをターミナルかシェルで実行します。

    ./rlmutil rlmhostid ether

    Windowsの場合、次のコマンドをコマンドプロンプトで実行します。

    rlmutil rlmhostid ether

    以下の例では、hostidが「b8e856438582」となります。複数の数値(hostid)が出力されたら最初のhostidを使用します。

    #
    # ./rlmutil rlmhostid ether
    rlmutil v11.0
    Copyright (C) 2006-2014, Reprise Software, Inc. All rights reserved.

    Hostid of this machine: b8e856438582 720000a50f90 720000a50f91
    #
    #

    5. ライセンスサーバーのホスト名を確認する

    ライセンスサーバーのホスト名を出力する最も簡単な方法として、rlmutilコマンドを使用します。

    LinuxもしくはMac OS Xの場合、次のコマンドをターミナルかシェルで実行します。

    ./rlmutil rlmhostid host

    Windowsの場合、次のコマンドをコマンドプロンプトで実行します。

    rlmutil rlmhostid host

    以下の例では、ホスト名が「acme_server」となります。

    #
    # ./rlmutil rlmhostid host
    rlmutil v11.0
    Copyright (C) 2006-2014, Reprise Software, Inc. All rights reserved.

    Hostid of this machine: host=acme_server
    #
    #

    6. フローティングライセンスキーを生成する

    アクティベーションコード、hostid、ホスト名の情報を使用して、以下リンクよりライセンスキーを申請します。必要情報を入力して[Generate License]ボタンをクリックします。

    Activate Floating License

    7. RLM実行ファイルと同じディレクトリにフローティングライセンスキーを保存する

    登録Eメールアドレスにライセンスキーが届きます。購入された製品によっては、複数のファイルが添付されていることがあります。すべての.licファイルをrlm実行ファイルと同じディレクトリに保存します。

    8. RLMを開始する

    RLMを実行する最も簡単な方法として、コマンドラインから直接実行します。コマンドを実行することで、同じディレクトリの中に保存されている任意の.lic拡張子を持つファイルを読み込みます。ターミナル、シェル、あるいはコマンドプロンプトでRLMディレクトリにディレクトリを移動し、次のコマンドを実行してrlmライセンスサバーを開始して、診断情報を画面上に出力します。

    ./rlm

    診断情報をログファイルに書き出したい場合、代わりに次のコマンドを実行します。

    ./rlm -dlog lightmap.log

    既存のログファイルにログ情報を追加したい場合は、次のコマンドを実行します。

    /rlm -dlog +"lightmap.log"

    コマンドラインからrlmを実行するのは簡単ですが、この方法のデメリットは、コンピュータを再起動する度にrlmを再起動する必要があります。ライセンスサーバーのマシンを再起動する際にrlmを自動開始するには、ユーザーガイド(英語)のAuto-starting the RLM License Serverをお読みください。

    既にRLMが稼働していて、停止/再起動を希望しない場合は、RLMディレクトリの中にライセンスファイルを保存して、次のコマンドを実行してライセンスファイルを再読み込みします。

    ./rlmutil rlmreread lightmap

    9. クライアントマシンを設定する

    アーティストが使用するクライアントマシンがHDR Light Studioがライセンスサーバーを参照できるように設定する必要があります。単純なテキストファイルまたは環境変数で設定することができます。

    テキストファイル

    クライアントマシンでHDR Light Studioを起動し、上部のメニューバーから[Help] > [Open License Directory]を選択します。開いたディレクトリの中に新規のテキストファイルを作成し、名前を「client.lic」に変更します。テキストエディタでファイルを開き、次のような行を入力します。

    HOST acme_server ANY 5053

    上記の例では、acme_serverがライセンスサーバーのホスト名、5053がポート番号になります。

    環境変数

    以下の環境変数を設定することでもライセンスサーバーを参照することができます。

    lightmap_LICENSE=5053@acme_server

    上記の例では、5053がポート番号、acme_serverがライセンスサーバーのホスト名になります。「lightmap_LICENSE」は大文字小文字を区別するため、変数名は表示されているまま入力してください。「LIGHTMAP_LICENSE」では正しくライセンスサーバーを参照できません。

     

    10. ライセンスが認識できているかを確認する

    クライアントマシンでHDR Light Studioを起動して、ソフトウェアがライセンス認証出来ているかを確認してください。

     

    11. ライセンスの使用状況を確認する

    フローティングライセンスの設定後、ライセンスサーバーのマシンのウェブブラウザでhttp://localhost:5054 を開きます。
    右側からStatusページを開き、左側に表示される下段のISV Serversにlightmapの表示を確認し、「Server Status」項目下の[lightmap]ボタンをクリックすることで、ライセンス状況をご確認いただけます。

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