最小システム要件
※注意:最新バージョンのシステム要件については、RenderManドキュメント(英語)のInstallationのページをお読みください。
RenderMan 22のバージョンは以下のオペレーティングシステムに対応します。他の環境でもRenderManは動作する可能性はありますが、場合によっては不安定や対応していないことがあります。
- Microsoft Windows 8 またはそれ以降(64ビット)
RenderManは多くのCPUコアで効率的に拡張するように設計されていますので、上記が最小条件でも、複数のプロセッサを搭載しているシステムで最高のパフォーマンスがみられます。
Pixar社のRenderManソフトウェアは以下の形式で提供しています。
- RenderMan-Installer-version-windowsflavor_vc11icc150.x86_64.msi - RenderManのレンダリングツールキット
flavorの文字列には、windows8のような一般的なディストリビューションやgcc/iccバージョン、そしてi686といったマイクロプロセッサ命令セットが含まれます。これらをすべて含めると、例えばWindows 8用のパッケージ名は「RenderMan-Installer-22.0-windows8_vc11icc150.x86_64.msi」になります。
次の追加条件も満たしている必要があります。
- 完全なSSE4命令セットが実行可能なCPU。
- Maya: 2017.3以上、2018.3以上、2019に対応
- Katana: 2.6.4、3.0、3.1に対応
GPUベースのインストール
- RenderMan Installerをダウンロードした後、ソフトウェアのインストールを始めるには、まず適切なMSIファイルをダブルクリックします。管理者権限でインストールしていただくことをお勧めします。多くの場合、デフォルト値が適切であれば、そのままの値を使用してインストール処理を進められます。
- ライセンス契約(EULA)の画面が表示されます。同意する場合は[I accept the terms in the License Agreement]のトグルボタンにチェックを入れて、[Next]ボタンを押します。
-
RenderMan Installerの保存先を指定して、[Next]ボタンを押します。
デフォルトでは C:\ProgramFiles\Pixar\ に設定されています。ここで指定したディレクトリが、すべてのソフトウェアコンポーネントがインストールされるルートディレクトリとなります。また、インストーラはダウンロードディレクトリの中に「rmaninstaller.XXXX.txt」という名前のログファイルを生成します。インストール時に問題が発生した場合、後からこちらのファイルを参照することがあります。 - [Install]ボタンを押して、インストールを実行します。
- RenderMan Installerのインストールが終了したら、[Finish]ボタンを押します。
- RenderMan Installer.exeを管理者として実行します。(デフォルトではC:\Program Files\Pixar\RenderMan-Installer-22.5\binの中)
- まずはじめにライセンス画面(Commercial RenderMan Installer)が表示されます。
インストーラはRenderMan Pixar Serverに接続してライセンスを取得します。RenderMan Forumアカウントが要求されますので、ログイン情報と購入したライセンスのシリアル番号を入力します。(例:555-555-5555-5555)
・Windows: C:\Program Files\Pixar\pixar.license
フローティングライセンスの場合は、初回インストール時に次の画面が表示されます。
和訳:「ライセンスサーバーの認証
こちらのライセンスはホストにまだ登録されていません。現在インストーラを実行しているマシンがライセンスサーバーでない場合、インストール処理を中止して、先にライセンスサーバーマシンのインストールを行ってください。
このマシンがライセンスサーバーであり、ライセンスを永久的に登録する場合は、[OK]を押してください。
インストールを中止するには[Cancel]を押してください。」
こちらは、インストーラを実行しているマシンにライセンスサーバー用のライセンスを登録することを示します。
注意:インストーラを実行しているマシンがライセンスサーバーでない場合、[Cancel]ボタンを押して処理を中止し、先にライセンスサーバーのマシンでインストーラを再実行してください。
現在のマシンをライセンスサーバーマシンとする場合、もしくはノードロックライセンスをインストールする場合、[OK]を押すことで、インストーラはPixar社に問い合わせを行い、ライセンスファイルを取得します。ライセンスファイルはデフォルトで以下の場所に保存されます。
・macOS: /Applications/Pixar/pixar.license
・Linux: /opt/pixar/pixar.license - 次に、インストールするパッケージの一覧が表示されます。
インストーラは自動的にインストールするプラグインを検出しようとします。しかしながら、Mayaのインストール先が見つからなかったり、既に最新バージョンのソフトウェアがインストールされている場合は、警告が表示されることがあります。
ここでは、どのソフトウェアとパッケージをインストールするかを選択します。例えば、Katanaプラグインのインストールが不要であれば、該当する項目の選択を解除します。もしもフローティングライセンス用にライセンスサーバーをインストールしたい場合は、[Show All]ボタンを選択することで、ライセンスサーバーパッケージ(Pixar License Server)を選択できます。ライセンスサーバーのインストールのページでは、インストール後にフローティングライセンスサーバーが正常に稼動していることを確認する方法をプラットフォーム別に説明しています。
注意:RenderMan for Maya、Katana、Houdiniなどのプラグインを正しくご使用いただくためには、RenderMan Pro Server(実際のレンダラー)とプラグイン(例:RfM)の両方を同マシンにインストールする必要があります。 - インストールするパッケージを選択したら、[Next]ボタンを押してダウンロード及びインストールに進みます。
- インストール処理が完了したらSuccess!と書かれた画面が表示されます。
- [Finish]ボタンを押してインストーラを終了します。
注意:インストール完了後、フローティングライセンスサービスは開始状態となっているはずです。
Windowsライセンスサーバーのページでは、フローティングライセンスサービスの設定と開始方法の詳細について説明しています。
ダウンロード
RenderMan、License Server、DCCプラグイン以外の付属ファイルもインストーラを使用してダウンロードできます。これにはRenderMan Examplesが含まれます。インストールしたファイルは、RenderManInstallerを実行したユーザーのダウンローディレクトリに保存されます。
Python
Pythonバインディングを利用するには、http://www.python.orgからPythonインストーラをダウンロードする必要があります。RenderMan Pro Server 22バインディングは、2.7、3.4、又は3.5と互換性があります。
ヘルプ
ご不明な点がありましたら、RenderMan Support Forum(英語)をご確認ください。閲覧するにはRenderMan Forumへの登録が必要です。
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