ここではDeadlineにおけるHoudini分散シミュレーションについて説明します。
Houdiniの分散シミュレーションはスライス(Slice)に対応していますが、Clusterの分散シミュレーションには対応していません。Clusterのジョブを投入してもシミュレーションは実行されますが、それぞれのタスクがClusterではなく、シミュレーション全体を計算してしまいます。
分散シミュレーションは各Slaveが互いにやり取りをする必要があるため、ファイアウォール等のセキリュティの設定によっては通信がブロックされて分散シミュレーションが失敗する恐れがあります。その場合は一旦セキリュティを無効にして動作をお試ください。
Sliceシミュレーションのジョブの投入の仕方は単純で、Sliceの設定をした HQueue Simulation ROPをHoudiniアプリケーション内のDeadlineサブミッタから投入するだけです。Deadlineを介しての投入になるので、HQueueで必要な設定、HQueue ServerやTarget HFSの設定はDeadlineには影響を与えません。
以下のように HQueue Simulation ROP を指定します。
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