ここではDeadlineでMayaBatchのレンダリングジョブを投入する方法を説明します。
ジョブの投入方法
Deadlineシェルフ内にある緑色の[Submit Job To Deadline]アイコンをクリックして、Deadlineのウィンドウを表示します。もしも緑色のアイコンが表示されていない場合は、シェルフを一度削除してMayaを再起動することで、戻ってくることがあります。
ジョブの投入オプション
Deadline Job Type で Maya Render Job を選択すると、Deadline は MayaBatch プラグインを使ってジョブを処理します。必要に応じて設定を行い、最後に[Submit Job]ボタンをクリックしてジョブを投入します。
下図のAdditional Frame OptionがMaya独自のオプションです。ジョブ投入の共通パラメーターの説明はこちらの記事を参照してください。
Camera
レンダリングするカメラを選択します。ここを未選択のままにするとDeadlineはデフォルトのカメラ設定を使用してレンダリングします。
Disable Auto Camera Tag
レンダー設定(Render Settings)のファイル名プリフィックス(File Name Prefix)に<Camera>が含まれていない時、自動的に追加しないようにします。(カメラが選択されている場合のみ)
Project Path
Mayaのプロジェクトフォルダ。
Output Path
結果の出力先フォルダ。
Maya Build
32ビットか64ビットのレンダリングを強制します。
Submit Maya Scene File
有効にすると、シーンファイル(およびXGenファイル)はレポジトリに送られます。
Use MayaBatch Plugin
フレーム間を処理する間、メモリ上にシーンを読み込んだままにしておくため、MayaBatchプラグインを使用ます。これによりジョブをレンダリングするときのオーバーヘッドを削減します。
Ignore Error Code 211
Mayaは時々レンダリング画像の保存が成功してもこのエラーコードを戻すことがありますが、このオプションを有効にしていれば、コマンドラインレンダラーがerror code 211を出力してもレンダリングを続行します。(MayaBatchプラグインの使用時は使えません)
Strict Error Checking
有効にすると、Mayaがレンダリングに影響を与えるエラーや警告メッセージを出力したときにジョブを停止するようにします。無効にすると、Deadlineは全てのエラーや警告メッセージを無視します。
Use Local Asset Caching
このオプションを有効にすると、DeadlineはSlaveのMayaレンダリングで使われる全てのアセットのローカルコピーを作り、ネットワークのオーバーヘッドを軽減します。レンダラーはネットワーク上のアセットではなく、このローカルマシンに保存されたアセットを使用します。アセットはSlaveのキャッシュに保存され、後に続くフレームや同じアセットを使用するシーンが投入された場合に、ネットワークにアクセスすることなくローカルのアセットを使用します。
Startup Script
スタートアップ時に使用するスクリプトを指定します。(MayaBatchプラグイン使用時のみ)
Command Line Args
Mayaのコマンドラインレンダラーに渡す追加のコマンドライン引数を指定します。(MayaBatachプラグインの使用時は使えません)
Deadline Job Type
投入するMayaジョブの種類を選択します。
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