Deadline MonitorのConfigure Pluginsでは、様々なアプリケーションに特有なオプションをグローバルに設定することができます。ここでは、各アプリケーションに対する実行ファイルのパスの指定方法を説明しています。パスは各OSごとに指定する必要があります。
※注意:アプリケーションの実行ファイルのパスが正しくないと、Deadlineが各Slaveマシンの実行ファイルを検出できず、以下のようなエラーが出力されてレンダリングが失敗してしまう恐れがあります。
Error: <アプリケーション名> executable could not be found in the semicolon separated list "...". The path to the render executable can be configured from the Plugin Configuration in the Deadline Monitor.
プラグインの設定を変更するには、スーパーユーザーモードになる必要があります。
Deadline Monitorの[Tools] > [Super User Mode]を選択して、スーパーユーザーモードに入ります。
スーパーユーザーになった後にもう一度[Tools]メニューを表示すると、選択可能な項目が増えていることが分かります。[Tools] > [Configure Plugins...]を選択します。するとConfigure Pluginsウィンドウが開きます。
Arnold
Arnoldのレンダリング実行ファイルの設定を行います。
[Arnold]のArnold Kick Executableのボックスに、Arnoldをインストールしたフォルダ内のbinフォルダの中にあるkick.exeのパスを各OSに対して指定します。
Houdini
Houdiniプラグインの設定箇所は以下の3つがあります。
- Hython Executable (Geometry ROP 、IFDファイル作成せずMantraレンダリング用 )
- Sim Tracker File (分散シミュレーション用)
- Mantra Executable (IFDファイルからMantraレンダリング用)
Configure Pluginsウィンドウの[Houdini]項目では、「Hython Executable」と「Sim Tracker File」の設定が行えます。Houdiniバージョンのパスがデフォルトで「16.5.000」のようになっているため、Houdiniのバージョンをご使用されるバージョンのパスに書き換えてください。
レンダリング用に使用するMantraの設定は別項目にあります。[Mantra]項目の「Mantra Executable」の設定を行います。こちらも上述と同様に、Houdiniバージョンのパスがデフォルトで「16.5.000」のようになっているため、Houdiniのバージョンをご使用されるバージョンのパスに書き換えてください。
Maya
Mayaには以下の二つの設定項目があります。
- MayaBatch
- MayaCmd
これら二つのRender Executableのパスが、ご使用のMayaバージョンのパスと一致していることを確認してください。
Nuke
[Nuke]の項目では、Nukeの実行ファイルのパスをNuke Render Executableで指定します。
フォルダのパスがデフォルトで「X.Xv1」となっているので、ご使用のバージョンと一致するように書き換えてください。
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