アプリケーション毎にサブミッションプラグインがありますが、ジョブを投入するときに指定するオプションには、ジョブの名前やフレームレンジといった共通の項目もたくさんあります。ここでは一般的なサブミットオプションについて説明します。
例:Mayaサブミッションプラグインの画面
Job Name : ジョブの名前。空白にした場合はデフォルトで「Untitled」という名前が付きます。
Comment : ジョブの簡単な説明。空白のままでも構いません。
Department : 所属する部署名を入力できます。空白のままでも構いません。
Pool and Group : ジョブが所属するプールとグループを設定できます。
Priority : 優先度を0~100の数値で指定できます。数字が大きいほど優先度が高くなります。
Task Timeout : Slaveがタスクを処理する時間(分単位)を指定します。指定した時間以内に終わらないとジョブはエラーを出し、タスクは再びキューされます。0を入力すると無制限になります。
Enable Auto Task Timeout : Repository Optionsで設定が済んでいる場合、前のフレームのレンダリング時間を基に自動的にタイムアウトの時間を設定します。
Concurrent Tasks : 一つのSlaveが同時に実行できるタスクの数を指定します。
Limiting Tasks To A Slave's Task Limit : 有効にすると、Slaveが持つCPU以上の数のタスクを処理しないようにします。また、Slaveの設定でSlaveごとのタスクのリミットを設定することもできます。
Machine Limit :一つのジョブを処理するマシンの最大台数を制限します。0を入力すると無制限になります。
Machine List Is A Blacklist : このオプションを有効にすると、Machine Listで選択したSlaveがブラックリストとなり、リスト中のSlaveは使用されません。
Machine List : ジョブを処理するSlaveを指定できます。
Limits : ジョブに対してLicense LimitやResource Limitなどの制限を指定することができます。
Dependencies : 特定の既存ジョブに依存させ、そのジョブが終了するまでこのジョブを開始しないようにします。
On Job Complete : ジョブ完了時にジョブをアーカイブしたり削除したりできます。
Submit Job As Suspended : 有効にすると、ジョブをサスペンド(一時停止)状態で投入して、すぐに開始しないようにします。処理を進めたい場合はMonitorから再開(Resume)してください。
Frame List : レンダリングするフレームを指定します。有効なフレーム指定方法はこちら(英語)をご覧ください。
Frames Per Task : チャンクサイズ(Chunk Size)とも呼ばれ、一つのタスクで処理するフレームの数を指定します。
Submit Scene/Project File With Job : 有効にすると、ジョブと一緒にシーンファイルを投入し、レンダリング中にSlaveマシンのローカル環境にコピーします。シーンがアセットを参照している場合、相対パスで指定しているとパスが解決できずに失敗することがあります。オプションを無効にする場合は、シーンファイルがSlaveからアクセスできる共有場所に保存されている必要があります。外部アセットを相対パスで参照している場合はこのオプションを無効にしてください。
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